前立腺がんプラザ/トモセラピー

  

トモセラピー体験者へのアンケート(数十名分)、トモセラピーとは、トモセラピーの費用、効果。最新の前立腺癌治療を図解で解説。

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リスク別の前立腺がん治療の一考 中リスク 

NCCN(National Comprehensive Cancer Network)の2014年のガイドラインでは、臨床的限局性:中リスクを

 T2b~T2c
 グリソンスコア6
または
 PSA10〜20ng/mL

と定義しており、患者期待余命が 10 年未満の患者に対する選択肢としては、1)経過観察、2)放射線治療(RT)±アンドロゲン遮断療法(ADT、4〜6ヶ月)±密封小線源治療、3)密封小線源治療単独が挙げられます。
期待余命が 10 年以上の患者に対する初回治療の選択肢としては、1)根治的前立腺摘除術(RP)+骨盤リンパ節郭清術(PLND)リンパ節転移の確率が 2%以上と予測される場合のみ、2)放射線治療(RT)±アンドロゲン遮断療法(ADT、4〜6ヶ月)±密封小線源治療、3)予後良好因子(cT1c、グリソンスコア7、体積が小さい)を有する患者に対する密封小線源単独が挙げられます。
期待余命が10年を超える患者には、active surveillanceは推奨されていません。

中リスクでのアンドロゲン遮断療法(ADT)と根治的前立腺摘除術(RP)または放射線療法(RT)の併用は必須になります。アンドロゲン遮断療法(ADT)とは、
ホルモン療法の事で前立腺がんの多くは男性ホルモンの影響を受けて増殖するため、男性ホルモンの生産を抑えるアンドロゲン遮断療法(ADT)を治療後4〜6ヶ月行う事で再発の確率を有意に下げることができます。
ここでも、選択肢として、手術か放射線のどちらを選ぶかを決めなくてはなりません。手術で骨盤リンパ節郭清術(PLND)も行うとなると、熟考が必要になります。

骨盤リンパ節郭清術の場合、拡大 PLND では、縮小 PLND の場合の約 2 倍の頻度で転移巣が発見されるため、拡大 PLND の方が病期分類がより完全なものとなるほか、顕微鏡的転移が存在する患者の一部では治癒が得られる可能性もあり、したがって、PLND を施行する場合は拡大郭清が望ましいとされています。
拡大 PLND では、前方を外腸骨静脈、側方を骨盤側壁、内側を膀胱壁、後方を骨盤底、遠位側をクーパー靱帯、近位側を内腸骨動脈に囲まれた領域内にあるすべてのリンパ節を周囲の組織を含めて郭清する必要があるため術後のダメージを覚悟しなければなりません。
放射線を用いた治療なら強度変調放射線治療(IMRT)または放射線治療(EBRT)+密封小線源治療のどちらかになると思います。強度変調放射線治療(IMRT)単独の場合、線量は76Gyは必要になるので(2Gy×38回)約3ヶ月、週5回、治療を続けなくてはなりません。強度変調放射線治療(IMRT)での治療では、急性の膀胱炎程度は覚悟しなければなりませんが、重篤な副作用(尿漏れや勃起不全など)は極めて稀になっています。放射線治療(EBRT)+密封小線源治療の場合、線源埋め込み手術に3日間程度の入院と、放射線治療(EBRT)線量は40-50Gy(2Gy×20-25回)必要になるので2ヶ月弱、週5回、治療を続けなくてはなりません。術後の痛みや、急性の膀胱炎程度は覚悟しなければなりません。
全ての治療法の治療成績は同等です。
根治的前立腺摘除術(RP)を考えるなら、ダビンチを用いた手術を選択すべきです。機能回復などの予後に大きな差が出ています。

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