前立腺がんプラザ/トモセラピー

  

トモセラピー体験者へのアンケート(数十名分)、トモセラピーとは、トモセラピーの費用、効果。最新の前立腺癌治療を図解で解説。

前立腺がんプラザ|トモセラピー
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リスク別の前立腺がん治療の一考 低リスク

NCCN(National Comprehensive Cancer Network)の2014年のガイドラインでは、臨床的限局性:低リスクを

 T1~T2a
 グリソンスコア≦6
 PSA<10ng/mL

と定義しており、臨床的に治療の適応がある場合、超低リスク群と同様に
外部放射線治療または密封小線源治療
根治的前立腺摘除術(RP)±骨盤リンパ節郭清術(PLND)(リンパ節転移の予想確率が 2%以上の場合)
としています。
選択肢として、手術か放射線のどちらを選ぶかを決めなくてはなりません。手術で骨盤リンパ節郭清術(PLND)も行うとなると、熟考が必要になります。

骨盤リンパ節郭清術の場合、拡大 PLND では、縮小 PLND の場合の約 2 倍の頻度で転移巣が発見されるため、拡大 PLND の方が病期分類がより完全なものとなるほか、顕微鏡的転移が存在する患者の一部では治癒が得られる可能性もあり、したがって、PLND を施行する場合は拡大郭清が望ましいとされています。
拡大 PLND では、前方を外腸骨静脈、側方を骨盤側壁、内側を膀胱壁、後方を骨盤底、遠位側をクーパー靱帯、近位側を内腸骨動脈に囲まれた領域内にあるすべてのリンパ節を周囲の組織を含めて郭清する必要があるため術後のダメージを覚悟しなければなりません。
放射線を用いた治療なら強度変調放射線治療(IMRT)または放射線治療(EBRT)+密封小線源治療のどちらかになると思います。強度変調放射線治療(IMRT)単独の場合、線量は76Gyは必要になるので(2Gy×38回)約3ヶ月、週5回、治療を続けなくてはなりません。強度変調放射線治療(IMRT)での治療では、急性の膀胱炎程度は覚悟しなければなりませんが、重篤な副作用(尿漏れや勃起不全など)は極めて稀になっています。放射線治療(EBRT)+密封小線源治療の場合、線源埋め込み手術に3日間程度の入院と、放射線治療(EBRT)線量は40-50Gy(2Gy×20-25回)必要になるので2ヶ月弱、週5回、治療を続けなくてはなりません。術後の痛みや、急性の膀胱炎程度は覚悟しなければなりません。
全ての治療法の治療成績は同等です。
根治的前立腺摘除術(RP)を考えるなら、ダビンチを用いた手術を選択すべきです。機能回復などの予後に大きな差が出ています。
根治的前立腺摘除術(RP)での出血はかなりの量となりますが、陰茎背静脈(dorsal vein complex)と前立腺周囲の血管を注意深くコントロールすることで減少させることが可能です。
尿失禁については、前立腺尖部より遠位の尿道を長く温存するとともに遠位括約筋機構への損傷を回避することによって減少させることが可能です。
膀胱頸部の温存によっても失禁リスクが減少する可能性があり、吻合部狭窄は長期にわたる失禁のリスクを高めます。
勃起機能の回復には、RP 施行時の年齢、術前の勃起機能および陰茎海綿体神経の温存の程度が直接関係します。切除された神経を神経移植片で置換する試みについては、有益性は示されていません。勃起機能の回復を狙った早期の治療介入は、その後の回復の改善につながる可能性があります。
tochigi

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