前立腺がんプラザ/トモセラピー

  

トモセラピー体験者へのアンケート(数十名分)、トモセラピーとは、トモセラピーの費用、効果。最新の前立腺癌治療を図解で解説。

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高リスク前立腺癌に対する根治的前立腺全摘後の術後照射: 無作為割付比較試験(EORTC trial 22911)の長期成績

この結果から考えられるのは、手術で癌細胞を完全に取り切るのは難しいという事実。高リスク前立腺癌では放射線治療を第一選択と考えるのが妥当だと思われます。

高リスク前立腺癌に対する根治的前立腺全摘後の術後照射
無作為割付比較試験(EORTC trial 22911)の長期成績
Postoperative radiotherapy after radical prostatectomy for high-risk prostate cancer: long-term results of a randomized controlled trial (EORTC trial 22911)

Bolla M, van Poppel H, Tombal B, et al.

Lancet. 2012, Epub

背景
既報の無増悪生存の改善が維持されているかを確認する。

方法
断端陽性あるいはpT3を術後照射群(腫瘍床へ60Gy/6週)と経過観察群に割り付け生化学的無増悪生存を検討した。

結果
術後照射群502例,経過観察群503例,中央観察期間10.6年であった。術後照射は有意に生化学的無増悪生存を改善した(再発・死亡は術後照射群39.4%,経過観察群61.8%)。全晩期有害事象は術後照射群で有意に多かった(70.8% vs 59.7%)。

結論
術後照射が生化学的無増悪生存と局所制御を有意に改善した。一方で臨床的無増悪生存の改善はなかった。

コメント
既報(Lancet 2005; 366: 572-78)では良好とされた臨床的無増悪生存は、その後の遠隔転移・非癌死により有意差がなくなった。前立腺癌の治療効果判定の難しさを感じる。ただし、同様の臨床試験(SWOG; J Urol 2009; 181: 956-62,ARO; J Clin Oncol 2009; 27: 2924-30)の結果を含めて「術後照射は生化学的無増悪生存を改善する」とは言えそうである(SWOGのみ全生存も改善)。
(埼玉医科大学国際医療センター 阿部孝憲/江原 威)

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